鷹・城島氏の“ジョー節”が炸裂 打撃投手は「即戦力」ベテラン和田に「ただでさえ遅いのに…」
報道陣にも要望「選手のことを書いてやってよ」
ソフトバンクの城島健司会長付き特別アドバイザーが7日、今キャンプで初となる打撃投手を務めた。若手選手のアーリーワークに姿を見せると、栗原陵矢捕手や砂川リチャード内野手、九鬼隆平捕手を相手に計148球を投じた。
朝8時半過ぎに室内練習場に姿を現すと、キャッチボールで肩慣らし。そして、栗原陵矢捕手に62球を投げると、さらには砂川リチャード内野手に対しても39球、九鬼隆平捕手にも47球を投じた。日替わりで打撃投手を務めるコーチ陣の負担を減らすためで「お手伝いですよ、お手伝い。即戦力だって言われました。打撃投手ができる若手が急務らしいです」と語り、報道陣を笑わせた。
さらにブルペンでは投手陣に目を光らせ、ベテランの和田毅投手にも熱視線。城島氏がボールを受けることはなかったものの、左腕がバンデンハークや高橋純平という本格派2人に挟まれていたことから「ただでさえ球が遅いのに、輪をかけて遅く見えたね。和田が可哀想」と“城島節”はこの日も全開だった。
とはいうものの、キャンプ中に39歳となるベテラン左腕に対しては「長くやっているので体の使い方とかは上手なんでしょうね。投手は球のスピードじゃないからね」とも。「彼には1年でも長く活躍してほしいと、みんな思っている」と語り、期待していた。
連日、話題を振りまいている城島氏。「話題提供も仕事なので。皆さんに貢献しただろう?」と言いつつも「選手のことを書いてやってよ。選手たちは見られるのが1番なんだから。活字になって、ニュースになって顔と名前を覚えてもらわないと。売り込むのも必要。プロ野球選手ですから」と語り、選手も話題になるようにと報道陣に求めていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)