鷹・古谷に城島氏らから絶賛の声「もちろんいい」 工藤監督も1軍生き残りに期待
シート打撃で最速151キロ、5三振奪い、指揮官は「十分残っていける1人」
ソフトバンクの4年目・古谷優人投手がアピールに成功した。宮崎キャンプ第2クール3日目となった8日、キャンプ初のシート打撃が行われ、2016年のドラフト2位左腕も登板。最速151キロの真っ直ぐで打者9人を1四球無安打、5つの三振を奪う圧巻の投球を披露した。
1人目の打者となった松田宣浩内野手から空振り三振を奪うと、甲斐拓也捕手、釜元豪外野手、栗原陵矢捕手を空振り三振に仕留めた。さらに川島慶三内野手を見逃し三振。打者9人をノーヒットに封じ「立場が立場なのでアピールしていかないといけない。打者がどんな状態であれ抑えないといけない。155キロを出すつもりだったんですけど。アピールできたと思います」と納得の表情だった。
この古谷の投球には周囲からも称賛の声があがった。工藤公康監督が「このままいってくれれば、紅白戦、オープン戦とありますけど、十分そこに残っていける1人じゃないかなと思います」と語れば、森山良二投手コーチも「古谷良かったですね。左は嘉弥真とモイネロくらいしかいないので、食い込んできてくれたら楽しみですね」とコメント。また1軍入りへ一歩前進した。
さらには城島健司会長付き特別アドバイザーも「もちろんいいですよ。今しか知らないけど、もうちょっと球がバラつくとか聞いていた。ということは今日のピッチングは投手コーチとかのやってきたものを積み重ねた努力でこうなった」と目を細めていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)