東大卒のハム3年目宮台、初実戦で2回1安打無失点 「早く1軍に呼ばれたいです」
最速140キロ、1安打1死球も牽制刺&併殺打で6人斬り
3年目を迎えた日本ハムの宮台康平投手が8日、沖縄・タピックスタジアム名護で行われた紅白戦に登板。今季初実戦で2回1安打無失点と好投した。
白組の2番手としてマウンドに上がると、3回表に清水を捕邪飛、石川亮を左飛、姫野を右飛と3者凡退に退けた。続く4回は先頭の石井に中前打を許したものの、次打者のカウント1-1から一塁牽制で石井を刺した。谷内に死球を与えた後、王柏融を二ゴロ併殺打に打ち取り、結局2イニングを打者6人で片付けた。
最速は140キロ。「真っすぐに関しては差し込めていたので良かったかなと思います」と手応えを口にした宮台。「荒れ球もあったのでそこは反省点です。ボール先行のカウントを減らしたいです」と課題も明確になった。
栗山英樹監督は「だいぶ自分のやりたいことがしっかりできるようになってきたというのは良かったよね」と評価。加藤武治投手コーチは「一生懸命になっちゃうタイプ。いい意味で遊びというか、チェンジアップも持っているし、(組み立ての)バリエーションが増えたらいい」とさらなるレベルアップに期待した。
ドラフト7位で東大から入団して3年目を迎える。ルーキーイヤーの18年には1軍で1試合登板したものの、昨季は1軍登板機会はなかった。今キャンプも2軍スタートだけに「早く1軍に呼ばれたいです。もらったアピールチャンスを生かしたい」と必死に結果を積み重ねる。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)