ロッテ藤原、大暴れ! 特大弾含む4安打&超美技「イメージする打撃に近づいている」
5回には超美技、大飛球を背走してキャッチした
2日前からコーチの助言で意識も変えた。「ボールの内側叩く意識でやっている。常に逆方向のイメージです」。内角球をとらえた本塁打もその成果が出た。ボールの内側を叩く意識だったからこそファウルにならずフェアゾーンへ。「これまでは引っ張る意識でしたが、引っ掛けるのではなく、内から出すイメージです」とうなずいた。
9回の本塁打を含めて4安打と打ちまくった藤原は守備でも魅せた。5回、先頭打者が放った打球は風にも乗って大飛球となったが、藤原が背走。最後はフェンス手前の“ウォーニングゾーン”で強風に流される打球に食らいつき、体を投げ出すようにしてキャッチした。フェンス際での超美技にスタジアムからはどよめきが上がった。
「風があったので打った瞬間目を切って走って、しかもエラーすることなくキャッチできて。練習の成果が出たと思います」
攻守に輝きを放った19歳は、2年目の決意を口にした。「外野手はすごく激しい争いですが、そこに食い込んでいけるような選手になりたい。2年目ですけど、試合に出るという気持ちでやっていきます」。
ロッテの外野陣は群雄割拠。ソフトバンクから福田秀平が加入し、昨年のベストナイン荻野が健在で、首位打者2度の角中、助っ人マーティンに、清田や岡らが定位置を争う。ハイレベルな争いに勝ち残ることができるか、進化を遂げる藤原に注目だ。
(Full-Count編集部)