阪神藤浪「感覚は良かった」手応え十分の2回0封 最速157キロも「腕振ったら出る」

「狙っているコースとは違うが逆球でもしっかり指にかかっている」

 大きく抜けるボールもなく、右打者にも厳しい内角を突き本番さながらの投球を見せた右腕は「真っすぐの感覚は良かった。しっかり(指に)かかって、空振り取れてる部分もある。狙っているコースとは違うが逆球でもしっかり指にかかっている」と、充実した表情。

 臨時コーチを務める山本昌氏や藤川球児らにアドバイスを受けるなど、昨年0勝だった右腕は復活に向け順調に段階を踏んでいる。

「今日も課題いっぱいあった。もうちょっとストライク先行でいければ。四球を出す出さないは多少は自分の色というか特徴というか。そういうところは多少あるので。もうちょっと有利なカウントで進めればよかったのかなと思います」

 大きく抜け、引っ掛けるボールはなく自滅する姿はなかった。昨季はプロ入り後、初の0勝に終わった背番号「19」が復活の2020シーズンに向け最高のスタートを切った。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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