開幕投手は譲れない―今季から「18」背負うロッテ二木の矜持「そこを意識して…」
二木の背番号は、「64」から楽天移籍の涌井がつけていた「18」に変わった
ロッテ二木康太投手が、初の開幕投手への意欲を語った。24歳の身長190センチ右腕はスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」の「12球団キャンプキャラバン」に登場し、「そこ(開幕)を意識してやっている」などと語った。
昨季は22試合に登板して7勝10敗、防御率4.41をマーク。規定投球回には届かなかったもののチーム最多の128回2/3を投げた。オフには背番号が「64」から「18」に変更。金銭トレードで楽天に移籍した涌井秀章投手からエースナンバーを引き継ぐこととなり、中心投手としての自覚が一層芽生えている。
見据えるのは自身初の開幕投手。3月20日、3年連続日本一のソフトバンクと敵地で激突する一戦で先発のマウンドに立つことだ。「開幕に合わせて、一番大きな目標は開幕の福岡というところで、先発を希望している全員がそこを意識してやっているんじゃないかと思います」と力を込めた。
インタビュアーは2015年から18年までロッテの投手コーチを務めた小林雅英氏。「1戦目?」と小林氏に問われると二木は「はい」と答え、こう続けた。「(井口)監督は(開幕投手を)言っていないと思うので、争いの中に入っていけるよう頑張りたい」とうなずいた。
ロッテの先発陣は、昨季の開幕投手石川歩(昨季8勝5敗)、昨季高卒3年目にしてブレークした種市(同8勝2敗)をはじめ、楽天からFA移籍した美馬学(同8勝5敗)ら実力者がそろう。二木の勝ち星は入団3年目の2016年から7→7→4→7と横ばい状態。背番号変更を機に名実ともにロッテのエースに君臨できるか。真価が問われる7年目のシーズンとなりそうだ。