前田健太獲得のツ軍は「地区連覇の可能性」 地元紙はド軍から11億円獲得も高評価
ツインズはドジャースとの交換トレードで前田プラス11億円を獲得することで合意した
ドジャースの前田健太投手がツインズに交換トレードで移籍することで合意したと米複数メディアが伝えた。ツインズは1000万ドル(約11億円)を受け取り、ドジャースにはブラスダー・グラテロル投手、ルーク・ラリー外野手とドラフト指名権が移る。
当初はレッドソックス、ドジャース、ツインズの3球団で大型の三角トレードが進められたが、レッドソックスがグラテロルの身体検査に難色を示し、一時暗礁に乗り上げていた。スプリングトレーニングを目前に控える中で2球団トレードで前田を獲得したツインズの地元メディアは歓喜に沸いている。
ツインズの先発投手には昨季14勝を挙げたエース右腕ホセ・ベリオス、同15勝のジェイク・オドリッジ、同13勝のホーマー・ベイリー、ベテラン左腕リッチ・ヒルらがいる。地元紙「スター・トリビューン」は「ツインズはマエダを獲得することでローテーションを強化し、ア・リーグ中地区連覇の可能性を高められると考えている」と期待。さらに、前田の契約は基本年俸300万ドル(約3億3000万円)に投球回数などの出来高がつく。同紙は「ツインズが獲得する1000万ドルでマエダの1年の年俸をカバーできる」と今回の2球団トレードの“メリット”を挙げた。
前田は現状で先発3番手を務める見込みだ。地元紙「パイオニア・プレス」は、「31歳のマエダはスーパースターではないが、間違いなくローテーションの中盤を担うことができる」と期待した。ドジャースではここ3シーズン、ポストシーズンを見据えたシーズン終盤に先発から中継ぎに配置転換されてきた。「ツインズ・前田」は先発としてフル回転が期待される。
(Full-Count編集部)