阿部慎之助氏は「名将になる」 巨人史上最強助っ人が絶賛していた“指導者の資質”
捕手というポジションもプラスに「彼らはリーダー役となる」
クロマティ氏は、昨年Full-Countで元同僚の篠塚和典氏と対談した際にも「アベさんはジャイアンツ在籍19年間。リーダーシップという部分では(2020年から)アベさんを恋しく思うのではないでしょうか。若い選手はアベさんをリスペクトしています。アベさんの存在が、若手選手に緊張感を与えた。それはチームにとっていいことです。なぜなら彼の求めるものは集中力だからです」と絶賛した上で「いつの日か、アベさんはすごくいい監督になると思いますよ」と話していた。
クロマティ氏はさらに、捕手というポジションもプラス材料だと指摘する。
「キャッチャーはいい指導者になる素質が高い。彼らはプレートの背後でピッチング、ディフェンス面のリーダー役となる。私個人は投手よりも、捕手、外野手、内野手の方が指導者になってもらいたいです。
個人的な意見ですが、投手は野手について理解できない。ムード、タイミングについては難しい。投手コーチから監督に転身して成功した人もいますけれどね。キャッチャーはいい監督になるものです」
第2の野球人生を歩み始めたばかりの阿部2軍監督だが、指導者として成功するための条件はすでに揃っているとクロマティ氏は見ている。手腕を発揮するまでに、それほど時間は必要なさそうだ。
(Full-Count編集部)