飯田哲也氏、野村克也さんに感謝「見出していただき、ここまでの選手に…」
飯田氏は野村監督のもとで捕手から外野へコンバート、7年連続ゴールデングラブ賞を受賞した
ヤクルトなどで活躍し、昨季までソフトバンクの3軍外野守備走塁コーチだった飯田哲也氏(野球評論家)が11日、ヤクルト2軍キャンプ地の宮崎・西都で報道陣の取材に対応。ヤクルト時代の監督だった野村克也さんが死去したことについて、「野村さんに見出していただき、ここまでの選手にしていただいたので、残念としか言いようがないです」と話した。
飯田氏は1986年ドラフト4位で捕手としてヤクルト入り。野村監督のもとで外野コンバートされ、91年に中堅手に定着した。同年から7年連続ゴールデングラブ賞を受賞、92年に盗塁王とベストナインに輝くなどヤクルトの黄金期を支えた。“恩師”とは1月20日に東京・明治記念館で行われたヤクルトOB会で会ったばかり。「テレビのニュース速報で見て、えーっと、びっくりしました。(OB会で)全然元気にしゃべっていたのに。(息子の)克則が車椅子を押して来ていて、椅子に座ってではあったけれど、挨拶もされていたんですよ。野村さんに見出していただき、ここまでの選手にしていただいたので、残念としか言いようがないです」と沈痛な様子だった。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)