鷹・工藤監督が急逝の野村氏を悼む「本当に残念」　著書が「野球勘を養う全て」

「野村さんの本を全て読んで、配球だったり、バッターのことを勉強しました」

　ソフトバンクの工藤公康監督が、この日急逝した野村克也氏を悼んだ。宮崎キャンプ第3クール初日のこの日、野村氏の訃報が知らされ、報道陣に対応した。

「本当に野球界にとって、まだまだこれから私も含めてたくさん勉強しないといけない方で、亡くなられて本当に残念です」と沈痛な表情。解説者時代には野村氏から「早くユニホームを着て若い人たちを育てるとか、もっと野球を学びなさい」と言われており「常に周りの人に気を配り、球界のことを考えていた方」と振り返った。

　現役の頃から野村氏の著書を読み漁ってきたという工藤監督。「野村さんの本を全て読んで、配球だったり、バッターのことを勉強しました。僕の野球の中での野球勘を養う全てでした。たくさん勉強させていただいて、今に役立っていると思います」と語り、野村氏の訃報を悲しんでいた。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）