元ロッテ右腕の“サイン盗み”訴訟でア軍ピンチ拡大? 米メディア「更に恥を…」
元ロッテ・ボルシンガーが“サイン盗み”被害でアストロズを訴訟
サイン盗みで“黒認定”されたアストロズを訴えた元ロッテのマイク・ボルシンガー投手。損害賠償を求める民事訴訟を起こしたことで、アストロズがさらに窮地に立たされる可能性があることを米メディアが伝えている。
「機嫌を損ねた元ブルージェイズのマイク・ボルシンガーによる訴訟は、アストロズに違う意味で代償を払わせるかもしれない」
アストロズが再び窮地に陥る可能性を指摘したのはトロントの地元紙「トロントスター」だった。ボルシンガーは17年8月4日のアストロズ戦で救援登板。サイン盗みのゴミ箱音が54回鳴ったとされる一戦で、1/3回4安打3四球4失点と大炎上し、これがメジャー最終登板となった。
ボルシンガーは約3100万ドル(約34億円)の支払いを求めて、アストロズを訴えているが記事では「ヒューストンとボルシンガーの間で和解が成立する可能性は低いと思われる」と指摘。仮に球団がボルシンガーに対し損害賠償金を払うことになった場合は当日の試合に先発していたバルデス、2番手のダーモディ、そして他球団の選手たちからも「間違いなく彼らの後に続くことになるだろう」と“追随”する選手たちが現れる可能性があるという。
実際にアストロズがボルシンガーへ支払う可能性は低いが「彼らの運営を苦しめる方法は、彼には他にもたくさんある」と言及。それでも、弁護士が法廷で証人を立たせサイン盗みの証拠を提示することになればメディアがこぞって注目し「球界の面目を失わせたチームに更に恥をかかせる可能性がある」と伝えている。
スプリングトレーニングが始まりシーズン開幕を迎えるアストロズの“ピンチ”は今後も続きそうだ。
(Full-Count編集部)