前田健太ら補強のツインズ、活躍次第で総年俸過去最高額に 地元紙「著しく上昇」
基本年俸は300万ドル(約3億3000万円)も出来高の条件を全て満たせば最大1315万ドル(約14億3800万円)
ドジャースから前田健太投手をトレードで獲得し先発強化に成功したツインズ。前田は基本年俸300万ドル(約3億3000万円)だが、出来高重視の契約で活躍次第では大金を手にすることができる。地元メディアは前田を含めた“出来高選手”の活躍が球団の“懐事情”に影響を及ぼす可能性があることを指摘している。
前田は2016年に8年契約でドジャースに加入。メディカルチェックで右肘に懸念が見つかったこともあり、基本年俸の総額は契約ボーナスも含めて8年で計2500万ドル(約27億4000万円)の“格安契約”が度々注目を浴びていた。
ツインズ入りし先発としての登板が増えることが予想される前田は開幕ロースター入り、32先発、200イニング登板を果たせば、基本年俸と出来高を合わせて1年で最大1315万ドル(約14億3800万円)を手にできる可能性がでてきた。
地元紙「スタートリビューン」は「ツインズの総年俸額は増えていくばかりの模様」とのタイトルで前田を含めた各選手の出来高に注目。マイケル・ピネダ、ジョシュ・ドナルドソン、ホーマー・ベイリーらが契約に高額な出来高が盛り込まれており「もし特定の選手が大活躍するとなると、彼らの年俸総額を著しく上昇させる出来高が発生することになり得る」と指摘している。
ツインズの総年俸の歴代最高額は2018年の1億2800万ドル(140億7600万円)で、前田ら各選手が出場試合、登板数、タイトルなど、それぞれの契約に盛り込まれた各出来高を手にすることになれば「ツインズの総年俸額は1億5000万ドルに上がることになる可能性がある」と予想している。
メジャー各球団は贅沢税などの問題もあり、出来る限り選手たちの基本年俸を下げたい思いを持っている。今オフはチームの強化に成功したツインズだが、前田を含め出来高を多く含む契約を結んでいる選手が何人も所属している。シーズン中の補強にどのような影響をもたらすのだろうか。
(Full-Count編集部)