ヤ軍加入の356億円右腕コール、古巣ア軍のサイン盗みは「何も知らなかった」
コールは2018-19年にアストロズ在籍、2年間で35勝、602奪三振をマーク
2018-19年にアストロズに在籍し、9年総額3億2400万ドル(約356億円)でヤンキースに移籍したゲリット・コール投手が古巣のサイン盗みについて言及。「何も知らなかった」として謝罪する考えがないことを明かした。地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は「ニューヨーク・ヤンキースのエースであるゲリット・コールのアストロズの不正行為に関する考え:謝罪することは何もない」とのタイトルでコールのコメントを伝えている。
記事でコールはこう語っている。「この件における勝者はゼロ。ここに居られることは幸運なことだと思う。僕は(アストロズ時代の)同僚を信じている。彼らのことをね。僕は(サイン盗みについて)何も知らなかったし、僕としては特に謝ることはないと思う」
29歳のコールは2017年までパイレーツでプレー。2年間のアストロズ在籍期間中にサイン盗みは気付かなかったという。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督も記事内でこう述べている。「ゲリットを巻き込んで我々が対応しないといけない話ではない、と私は思っている」。
コールはアストロズでの2年間で65試合412回2/3を投げて35勝10敗、602奪三振、防御率2.68と圧倒的な成績を残した。批判を受け続けるアストロズではなく、新天地で迎える2020年シーズン。「ここに居られることは幸運なことだと思う」との言葉に実感が込められている。
(Full-Count編集部)