ドジャース番記者、前田健太との“別れ”惜しむ「いつも正直」「チームを最優先に…」
ドジャース取材歴38年の記者ガーニックさん「ミネソタはラッキー」
ドジャースを取材して38年になるMLB公式サイトのケン・ガーニックさんもその1人だ。
「入団した時は本当に健康状態を心配していた。すぐ怪我をするのではないかとみんな思っていた。でも違ったよね。一度も怪我せず4年間を投げ切ったよ。想像を超えるほどの投球をしてくれたと思う。彼のプロフェッショナルな姿勢だったり、耐久性だったりね。彼が怪我したのは本当にマイナーなことで、ちょっと休めば治る程度のことだった。チームも上手く彼をケアしたと思うけど、やっぱり本人が頑張った結果だよ」
リゾさん同様に、その人間性にも感服している。
「どんな時でも準備万端だったし、とても頼りになる存在だった。もちろん彼は嫌だったかしれないけど、ちゃんとブルペンにも回ってくれたしね。彼はいつもチームを最優先に考えて貢献してくれた。とても謙虚でね。彼にとってはインセンティブもなかった時もあったと思う。でも誰も彼が悪口を言うところを聞いたことはないよ。メディアに対してもとてもリスペクトフルでね。彼は完璧なプロフェッショナル。ミネソタはラッキーだと思うし、ドジャースは彼がいないと寂しくなるね」
前田の移籍を惜しむ声は止むことがない。チームへの貢献、そして人間性。4年間で前田は名門球団にしっかりと“足跡”を残したようだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)