山口俊、柳賢振と志願のキャッチボールで得たもの 「こういうボールが…」

山口の調整にウォーカー投手コーチは「飛ばしすぎ」と懸念も…

 一番感じたのはグラブから掌に伝わる「強さ」だと言う。キャンプ初日には101マイル(約163キロ)の速球を誇る抑えのジャイルズともキャッチボールを行ったが、柳の球質の重さはジャイルズと似ていると話す。

「キャッチボールレベルですけど、こういうボールがメジャーで通用するボールなんだろうなっていうのが、なんとなくイメージはできました」

 日本で計8度のブルペン投球をこなし、すでに肩を3回張らせているだけあって、20~30球程度が一般的の大リーグで前日に投げた53球もまったく影響がないと言う。山口の古巣・横浜(現DeNA)で04年にプレーした経験を持つピート・ウォーカー投手コーチは、「飛ばしすぎ」を懸念する一方で、「自分のルーティーンを崩さず本来の投球ができるように調整法を相談しながらやっていく」とした。

 同投手コーチによると山口の次回ブルペンは17日。また20日には打者を相手にする「ライブBP」に登板予定だ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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