サイン盗みで「MVP奪った」発言にア軍コレアが怒りの反論「事実を知らないなら黙れ」
ドジャースのベリンジャーが「アルトゥーベはジャッジからMVPを奪った」と批判
サイン盗みで処分を受けたアストロズは謝罪会見を行ったが批判は収まりそうにない。ドジャースのコーディ・ベリンジャー外野手は17年にMVPを獲得したホセ・アルトゥーベ内野手を「ジャッジからMVPを奪った」と痛烈に批判。これを受け同僚が怒りの反論を行ったことを米メディアが伝えている。
ベリンジャーは14日(日本時間15日)、メディア取材に応じアストロズのサイン盗み問題に言及し「みんな知らないだろうけど、2017年にアルトゥーベはジャッジからMVPを奪ったんだよ」と怒りをぶちまけ、同年MVP投票で2位につけていたヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手から「奪った」ものであると非難していた。
MLBネットワークはベリンジャーの批判を受けコレアが答える様子を紹介。2017年のサイン盗みについては「あの年に起こってしまったことは全て、本当に間違いだった」と認めたが「僕にとって問題なのは、選手たちが事実も知らないのに、公に出てきてカメラの前で話をしていること。彼らは状況を知らされていない。僕からするとそれは正しい事だと思えない。全くもってね」と釘を刺した。
MLBコミッショナーからの報告では18年、19年は“不正”が行われていないことを言及し「ただ単に才能のある選手たちが、情熱を持ってプレーし、勝利したというだけのこと」と言い切った。「MVPを奪った」というベリンジャーの発言には「君は事実をわかっていない。誰も喋りたがらないけど、僕の口から言う。アルトゥーベはゴミ箱叩きとは関係なかった。年間通じて正当にプレーしていた」と弁明。
コレアはさらに続け「コーディのすべきことは情報を見つけてくること。カメラの前に出てきて他の選手の話をする前に、事実を見つけてくることなんだ。君は他の選手について語る前に(正しい)情報を知っておくべきなんだ。もし事実を知らないなら、黙ってろってことさ」と反論していた。
(Full-Count編集部)