甲斐野が長期離脱のソフトバンク  穴埋めるセットアッパーの最有力候補は…

岩嵜は2018年に右肘の違和感で離脱し、右肘を手術し昨季は終盤に2試合登板

 2017年に球団記録の72試合に登板し、6勝3敗2セーブ40ホールドをマークし最優秀中継ぎ投手に輝いた岩嵜。だが、翌2018年に右肘の違和感で離脱し、右肘を手術した。1度は2軍戦で復帰したが、状態が思わしくなく、その年のオフに再び右肘を手術。昨季終盤にようやく復帰を果たし、1軍で2試合に投げた。オフの間は球団OBでトレーナーに転身した馬原孝浩氏に師事しトレーニング。ここまで順調にキャンプを消化している。

 この日の投球を見た森山良二1軍投手コーチは「岩嵜はこの前のシート打撃の時から強いボールを投げている。経験と実績がある。今のところ、そこを1番埋める可能性がある。今くらい投げられれば、いけると思います」と評価。甲斐野に替わるセットアッパーに1番近い存在だとした。

 右肘手術からの完全復活を目指す岩嵜翔。2017年は72試合に投げながら、防御率1.99という圧巻の成績を残していた。背番号17が本来の姿を取り戻せば、甲斐野不在の穴は最小限に食い止められるかもしれない。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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