ヤ軍コール、同僚のア軍サイン盗み批判にも冷静沈着 「みんな大人なんだから…」

ヤンキースのゲリット・コール【写真:Getty Images】
ヤンキースのゲリット・コール【写真:Getty Images】

コールは2018-19年にアストロズ在籍、昨季は20勝をマークした

 2018-19年にアストロズに在籍し、投手史上最高額となる9年3億2400万ドル(約363億円)でヤンキースに移籍したゲリット・コール投手が古巣のサイン盗み余波について言及。ヤンキースの選手から批判の声が挙がっていることに「問題とは思っていない」などと答えている。NY紙「NYデイリーニュース」が「同僚の“アストロズ不正行為”トークについてゲリット・コール『個人的に気分を害されてはいない』」とのタイトルで伝えている。

 同紙によれば、アストロズのサイン盗みについて、ヤンキースではアーロン・ジャッジ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手、グレイバー・トーレス内野手らが声を挙げている。MLB公式サイトによると、ジャッジは「(サイン盗み発覚依然は)彼らに大きな敬意を抱いていた。その後、(世界一の称号は)得るべくして得たものではなく、不正行為をしたことを僕は知った」と胸中を吐露。スタントンは「2017年に、もしどんな球種が来るかが分かっていたら80本以上ホームランを打てたと思うよ」と語ったと、球団公式サイトは伝えた。

 2017年、ジャッジは本塁打王と新人王を獲得しながらMVP投票でアストロズのホセ・アルトゥーベ内野手に次いで2位だった。スタントンは当時在籍していたマーリンズで59本塁打を放ち本塁打王のタイトルを獲得している。
 
 チーム内から批判の声が相次いでいる状況だが、昨季20勝を挙げた29歳の右腕は冷静だ。記事内でコールはこう語っている。

「先日僕が言ったことをもう一度引き合いに出させてもらう。僕は自分が言ったことを固持するだけ。人は皆、独自の意見を持っても問題ないということさ。それが彼ら自身の意見。それに、みんな自分が望む通りに対処するだけのこと」

 さらに。こう続けている。

「ここにいるのはみんな大人なんだから。それに、僕は『こういう風に考えるべき』とか伝えるつもりはないよ。だから、僕は(同僚がアストロズのサイン盗みを語ることは)問題だと思っていないんだ。個人的に気分が悪いだなんて思ってないよ」

  同紙によると、コールはアストロズのサイン盗みについて先日こう語っている。「この件における勝者はゼロ。僕は(サイン盗みについて)何も知らなかったし、僕としては特に謝ることはないと思う」。

 名門UCLAを卒業している右腕は冷静沈着にサイン盗み問題に対処している。

(Full-Count編集部)

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