ロッテのドラ6は“掘り出し物”の宝庫? 2年目右腕が抱く種市への憧憬
2年目を迎えた古谷は春季キャンプで1軍スタート
二木康太、種市篤暉、さらに遡れば成瀬善久と同じドラフト6位でプロ入りしたロッテ・古谷拓郎。1年目の昨季はファームで6勝をあげ、2年目の今季は1軍プロ初登板、初勝利を目指す期待の若手投手で、春季キャンプは1軍スタートを切った。
自主トレ期間中の1月上旬はワインドアップで投球していたが、1月中旬からノーワインドアップで投げ、このキャンプもノーワインドアップで投げている。本人によると、「オフシーズンのなかでも、何回かフォームが変わったりしているんですけど、それも良い方向にきているかな」と手応えを掴んでいる。
古谷は、誰かに何かを言われなくても、考えてプレーできるのが特長だ。
「自分で研究したりして、人から与えられたものばかりやるよりは、しっかり自分で考えてやったほうが、その倍くらい自分の実になっていくと思います。やらされたメニューだけじゃなくて、しっかり考えて取り入れてやっていきたいと思います」
このコメントは新人時代の5月に話していたもの。小野晋吾2軍コーチも、昨シーズン中に古谷のこうした姿勢に対し、「探究心はピッチャーにとって大事。とにかくうまくなりたいという貪欲さがある」と評価した。