筒香嘉智、指揮官ノック受け三塁デビューへ準備着々 「やっぱり内野は楽しい」

人工芝、天然芝とその種類によって刈り方も違うが「対応する形を早く確立したい」

 終了間際に、ベースより前で構える筒香が三塁線寄りの打球を逆シングルで好捕すると、同監督の「ナイス!」の声が響き渡った。緩いゴロの処理を10分未満で終えた前回より13分も上回る、トータル20分の早出練習に、筒香は「やっぱり内野は楽しいですね、外野が楽しくないというわけじゃないですけど」と充実した表情を見せた。

 レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドは山口俊投手(前巨人)が加入したブルージェイズのロジャーズ・センターと並んで人工芝を採用している。メジャーで圧倒的に多いのは内野に天然芝を敷き詰めた球場だが、その種類と刈り方もチームによって違う。選手の好不調や相性に応じてスタメンを組み替えるレイズで、外野に加えて一塁と三塁の内野を任される筒香にとって、敵地の芝を覚えていくことも求められる。

「イレギュラーも日本よりすると思うので。(投手の)ボールも動きますし。それに対応する形を早く確立したいです」

 オープン戦デビューが決まった23日(日本時間24日)のヤンキース戦は「5番・左翼」で先発の予定。天然芝の本拠地戦で、筒香が三塁でどんな動きを見せるのか。打撃と共に守備での適応力にも首脳陣の視線が集まる。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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