イチロー氏、若手有望株を相手に登板 指揮官絶賛「我々に見えないことが見えている」
サービス監督とイチロー氏が投手役を務める「若手選手たちに好感触を得ている」
マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターのイチロー氏は21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われているスプリングトレーニングで走塁、外野守備を重点に置いた試合形式の練習に投手として登板した。若手たちに刺激を与えたレジェンドの投球にサービス監督は「彼は我々には見えていないことが見えている」と絶賛した。MLB公式サイトが伝えている。
マリナーズはオープン戦を前に2試合の実戦形式を行い、サービス監督とイチロー氏がそれぞれ登板。サービス監督は「私の試合よりも彼の試合を見る人の方がずっと多いだろうね」と予想していたが、実際に大勢のファンの視線を集めたのはイチロー氏だった。
イチロー氏はトッププロスペクトのフリオ・ロドリゲス外野手、ジャレッド・ケレニック外野手らに投球。記事では「将来の殿堂入りがトッププロスペクトのグループに対して投げるのを見に集まり、それが本当だと証明された」とサービス監督の予想が当たったことを伝えた。
サービス監督はイチロー氏が若手選手たちに“指導”する姿に関心しているようで「若手選手たちに好感触を得ているし、若手は本当に気に入っているよ。彼は我々には見えていないことが見えている」と背番号「51」に賛辞を送っていた。