大谷翔平が初ブルペン入り 80%の力で最速130キロ、5月投手復帰へ「一歩一歩」
捕手座らせ直球のみ20球「とりあえずメニューをこなせてよかった」」
エンゼルスの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、今キャンプ初のブルペン入りを果たした。捕手を座らせ、直球のみで20球。5月の投手復帰へ調整は順調で、この日は80%の力で最速81マイル(約130キロ)をマーク。本人も「とりあえずよかった」と手応えを示した。
ジョー・マドン監督は当初「きっと3月中旬」と説明したが、3週間ほど早いブルペン入り。大谷は「僕は3月中旬と言われていなかったので、どこからか分からなかったですけど。(決まったのは)先週くらいですかね。本当は昨日の予定でしたけどね。雨が降ったので、せっかくなら晴れた日にという感じで一日伸びた感じですかね」と予定通りだったことを明かした。
この日はキャッチボールを行ってからブルペンに入り、捕手を立たせたまま4球。その後、捕手を座らせて10球、インターバル1分、さらに10球と計20球を投げ、クールダウンに入った。約8分間の投球練習後には笑顔も見せた。
12月には5回ほどブルペンに入っていたと言うが、今年に入ってからは初。「(他の投手陣よりはブルペン入りが)ちょっと遅れましたけど、とりあえず今日のメニューをこなしてよかったなと思います。次に向けてまたやりたいなと思います」と話し、「傾斜じゃないかなと思いますけど、そこが唯一違うところなので、そこを平地と一緒の感覚で投げられるようにやらないといけないですし、そこを意識でゲームで力を発揮できるようにやりたいなと思います」とチェックポイントがあったことを明かした。
80%くらいの力で投げるように言われていたといい、最速は81マイルを記録。「一発目なので『あまり上げないで』と言われていたので、そういう感じで20球はいきましたけど」。5月の投手復帰、そして二刀流復活へ向けて「まだまだ試合に向けてまだ先なので、一歩一歩だとは思いますけど、そうやった一個一個のメニューをこなしていければいいんじゃないかとは思ってます」と話した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)