ヤ軍の地区優勝確率は82％から68％に？　セベリーノTJ手術で米メディアが大胆予想

セベリーノはトミー・ジョン手術を受けることを発表、ヤンキースに大ダメージか？

　ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は右肘の内側側副靭帯の部分断裂と診断され、トミー・ジョン手術を受けることになった。オフに投手史上最高額となる9年総額3億2400万ドル（約363億円）でゲリット・コール投手を獲得。ワールドシリーズ制覇への機運は高まっていたが、米メディアはその可能性が低くなったことを予想している。

　ヤンキースは25日（日本時間26日）にセベリーノがトミー・ジョン手術を受けることを発表。スプリングトレーニングで右前腕痛により投球練習を中断しその後ニューヨーク市内の病院で診断を受けていたがキャッシュマンGM、セベリーノが手術を決断したことを明かしていた。

　これを受け米スポーツ専門メディア「12UP」は「セベリーノのトミー・ジョンがヤンキースのア・リーグ東地区の優勝の予想値を台無しにした」と、戦力低下でヤンキースの“V確率”が下がったことを伝えている。

　記事では昨季15勝のパクストンが腰の手術を受け、5月まで戦列を離れることが決定的となっていること、ジャッジがスプリングトレーニングでまだ1試合も出場していないことを言及し「今、最も必要なのはこれ以上怪我人を出さないことだった。とくに先発投手に関しては」と指摘している。

　セベリーノが今季絶望となり、チーム全体にも大きな影響を与える可能性もあるという。米データサイト「ファングラフス」のダン・シモボルスキー記者のツイートを紹介する形で「ヤンキースの地区優勝の確率が82%から69%、プレーオフ進出の確率が98%から93%、ワールドシリーズ制覇の確率が18%から14%に減った」と、V確率が低下したことを伝えた。

　セベリーノは昨年、右肩痛、広背筋痛など故障に苦しみ、9月にメジャー復帰したものの3試合登板に留まっただけに「少し大袈裟かもしれない」としながらも「ヤンキースがセベリーノの手術で悪影響を受けるのは確実だ」と締めくくっている。

（Full-Count編集部）