ダルビッシュ今季初実戦で2回3K1失点 初回先頭に初球被弾も最速157.7キロマーク
2回は1死三塁のピンチを作るも後続を断って無失点
■カブス – ブルワーズ(オープン戦・日本時間1日・メサ)
カブスのダルビッシュ有投手が29日(日本時間1日)、ブルワーズとのオープン戦に先発。先頭打者に初球を本塁打されたが、その後は失点を許さず、2回を投げて打者8人に対して2安打3奪三振1失点だった。最速は98マイル(約157.7キロ)をマーク。今季初実戦で順調な調整ぶりを示した。
ダルビッシュは先頭のオーランド・アルシア内野手に95マイル(約153キロ)を左中間に運ばれた。しかしその後は右飛、空振り三振、空振り三振に退けた。3番打者のガルシアを空振り三振に仕留めたボールがこの日最速の98マイルだった。
2回は1死からベン・ギャメル外野手に左中間に二塁打され、パスボールで三塁進塁を許したが、マシアスを空振り三振、ブロクストンを遊ゴロに打ち取って無失点に抑えた。
ダルビッシュはカブス移籍2年目の昨季、31試合に登板、6勝8敗、防御率3.98だった。前半戦は18試合登板で防御率5.01。97回で111三振を奪ったが、49四球6死球と制球難に苦しんだ。しかし、後半戦は13試合登板で防御率2.76と復活。81回2/3を投げて118奪三振をマークし、7四球5死球、142打者連続無四球など制球を劇的に改善させた。
この試合でも、三振を奪うたびにスタンドから「ユー! ユー!」と“ユーコール”が起こるなどカブスファンからの信頼も厚いダルビッシュ。今季も活躍が期待できそうだ。