ダルビッシュの初実戦を米メディア称賛 最速158キロ投球に「みんなを驚かせた」
米メディア「3つの空振り三振は打者をオフバランスにしているサイン」
■ブルワーズ 4-3 カブス(オープン戦・日本時間1日・メサ)
カブスのダルビッシュ有投手が29日(日本時間1日)、ブルワーズとのオープン戦に先発。先頭打者に初球本塁打されたが、その後は失点を許さず、2回26球を投げて打者8人に対して2安打3奪三振1失点だった。最速は98マイル(約157.7キロ)をマーク。今季初実戦で順調な調整ぶりを示した。米メディアも33歳右腕の投球を称賛している。
ダルビッシュは先頭のオーランド・アルシア内野手に初球の95マイル(約153キロ)を左中間に放り込まれたが、その後は危なげない投球。2回は1死三塁のピンチを迎えるも、後続を断ち切った。そんな右腕の投球を米メディアが称えている。
地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は「ユウ・ダルビッシュはカブスがブルワーズに3-4で負けた試合で、パワフルな投球をした」との見出しで伝えた。「ユウ、君はエグかった」との見出しで「この春のスタートで、みんなを驚かせた。98マイルに何度も届いた速球を含め、6つの異なった球種を駆使して三振を奪った」と報じている。
米スポーツ専門メディア「12UP」は「ユウ・ダルビッシュは最初の先発で素晴らしかった」とのタイトルで詳報。「カブスのユウ・ダルビッシュはスプリングトレーニングでの初めての先発で、ミルウォーキー・ブルワーズの顔をつぶした。2イニングで3つの三振を奪った」と伝えた。
記事は「最初にホームランを許した後は、全てがうまくいったように見えた。3つの三振は、全て空振りだった。打者をオフバランスにしているサインだ。四球もなくコントロールも良かった」と説明。「ダルビッシュは昨季後半がとても良かったが、2020年のスタートも続いているように見えた」と指摘している。
ダルビッシュの昨季後半戦成績は13試合に登板し、81回2/3を投げて118奪三振をマークして防御率2.76、7四球5死球、142打者連続無四球と制球を改善し本来の姿を取り戻した。さらにグレードアップした感のある右腕の投球に米メディアも驚嘆している。
(Full-Count編集部)