加藤豪将、メジャー昇格目指し日々手応え 無安打に終わるも「いいアプローチだった」
メジャーでの実績持つ同じユーティリティのロドリゲスにアドバイスを求める姿も
マイナー契約の招待選手という立場で、結果は常に欲しいところだが、できていなかった課題をおざなりにしていけば、日々調整のギアを上げてくる相手投手たちとの勝負には打つ手もなくなってくる。加藤は高めをコールしていたこの日の主審の“癖”も頭に入れていた。それも踏まえた上での結果だった。
ここまで8試合の出場で役割は途中からの守備と代走。難しい準備を強いられるが、ユーティリティプレーヤーとしてメジャーで10年の実績を積み、同じ招待選手として再起を目指すショーン・ロドリゲスに積極的にアドバイスを求め、独自のルーティンを模索しているという。
8回の守備では強い当たりのゴロを堅実にさばいて無失策を続ける。
「観客がいるスタンドの景色にも目が慣れて、最初よりはボールの距離感もだいぶ分かってきてます」
翌4日(同5日)、チームは本拠地と敵地に分かれるスプリットで、加藤は遠征組のアストロズ戦に出場の予定。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)