メジャーにも広がる新型コロナの影響 握手などファンサービスの中止を推奨か
新型コロナウイルスに加えインフルエンザ対策も、ワクチン摂取有無を確認
新型コロナウイルスの猛威がメジャーにも影響を与えている。すでにアメリカでも感染者が発見され、死者も出てきている。MLBは3月26日にシーズン開幕を迎えるが、どのように対策を講じていくのか。米スポーツメディア「ESPN」がその対応策を報じている。
同メディアが入手したメモによれば、MLBは現時点でコロナウイルス対策でオープン戦やレギュラーシーズンの試合の中止や延期を予定していないが、この課題に対する一時的な組織を設置してこの先の状況に対応するという。
また球団幹部たちには3日(日本時間4日)の朝に、今後推奨される対応策が配られたという。その中には、選手がサインする時にファンから直接ボールやペンを受け取らず、握手しないという具体的な策やフロントオフィスが地元の感染症専門家に相談するなどの対応策が記されていた。
さらに、新型コロナウイルス以前に国内でのインフルエンザの拡大が深刻とされていたこともあり、各球団の医療スタッフが所属全選手に対し、インフルエンザワクチンを摂取したか確認することも推奨された。
いずれもシーズンへ大きな影響を与えるものではないが、急速に感染拡大しているだけに、今後の動向にも注目が集まりそうだ。
(Full-Count編集部)