元日ハム・バースも“被害者” サイン盗みに恨み節「やったことは必ず返ってくる」
サイン盗み騒動の後、妻のシドニーさんに指摘され“悪夢の1日”を思い出したという
サイン盗み騒動が公になったとき、妻のシドニーさんは“悪夢の1日”を思い出したようで「あの年にアストロズに対して投げなかった?」とバースに伝え当時の思いが頭を巡り始めたという。
バースにとってレンジャーズでの最後となった5月3日の試合、もしサイン盗みがなければ「何かが、変わっていたかもしれない」と振り返り、サイン盗みが無ければ「もっと長く(メジャーリーグに)居られて、もっと投げる機会があったかもしれない。お金も失ったかもしれない。そんなことを、いろいろ考えてしまうよ」とやり切れない思いを口にしている。
アストロズに怒りを覚えたのはバースだけではなく元ロッテのマイク・ボルシンガー投手は同様に人生を変えられたと感じ、アストロズ相手に訴訟を起こしている。一方でまだバースは現役選手としてブルージェイズのユニホームを着ており幸運だと思っているようだ。なぜならアストロズに奪われたものを、まだ取り返すチャンスがあるからだ。
「カルマを信じている。やったことは必ず返ってくる。本当ににそう思っているよ」とバースは語ったという。様々な人の人生を変えたサイン盗み騒動、謝罪だけでは収まりそうにない。
(Full-Count編集部)