前阪神ドリスが虫垂炎手術、開幕黄信号 Bジェイズ監督「間に合わなければ痛い」
ドリスは3日に手術を受けて翌4日に退院、1週間は激しい運動はできないという
昨季まで阪神に在籍していたブルージェイズのラファエル・ドリス投手が3日(日本時間4日)に虫垂切除術を受けたとMLB公式サイトが伝えた。復帰時期は未定で、「開幕まで3週間に迫ったところで、期間は未定だがブルージェイズは有力なセットアッパーの選択肢の1人を失うことになる」と、3月26日(同27日)の開幕に間に合わない可能性を指摘している。
MLB公式サイトによると、ドリスは4日(同5日)朝に退院した。1週間は激しい活動ができず、2週目には体や腕を動かすことができるかもしれないが、「ブルージェイズはその時に判断する」と伝えている。チャーリー・モントーヨ監督は「(ドリスの復帰まで)どのくらいかかるか分からないから、間に合わないとは言わないよ。間に合わなかった場合、彼がいないことは痛い。だが、他の誰かがチャンスを得る。野球とはそういうものだよ」と語っている。
ドリスは2016年から阪神に4年間在籍し、NPB通算208試合で13勝18敗96セーブ、防御率2.49をマーク。ブルージェイズではセットアッパーなど重要な役割を期待され、オープン戦には2試合に登板。計2回を投げて無失点に抑えていた。「(ドリスの投球)コンビネーションは極めて効果的だと思う。打ちやすい相手じゃないよ。数年間こっちで投げていないが、日本でたくさん学んだと思う。彼の振る舞いとマウンドでの存在感からそれが分かるよ」とピート・ウォーカー投手コーチも高く評価している。
ブルペンを担う貴重な右腕が開幕に間に合うか……。チームにとっては気を揉む日々が続きそうだ。
(Full-Count編集部)