ハム吉田輝、563日ぶり甲子園で2回零封 1安打4四球も最速146キロ計測
吉田輝は金足農のエースとして、2018年夏の甲子園で準優勝した
■阪神 – 日本ハム(オープン戦・6日・甲子園)
日本ハムの吉田輝星投手が6日、甲子園球場で行われた阪神とのオープン戦に3番手で登板。金足農のエースとして“金農旋風”を巻き起こした2018年夏の甲子園決勝戦以来、実に563日ぶりの聖地のマウンドで2イニング47球を投げて1安打4四球2奪三振で無失点に抑えた。最速は146キロだった。
吉田輝は3点ビハインドの6回に3番手で登板。いきなり新外国人のボーアと対戦して6球オール直球勝負に挑み、フルカウントから四球を与えた。しかし続くマルテにも3球全て直球で、今度は見逃し三振に仕留めた。福留の打席で代走の板山が二盗に失敗し、二死にた。福留には四球を与えるも、続く糸原の打席で代走の上本が二盗に失敗し、3アウトとなった。捕手・宇佐見の強肩にも助けられて無失点で切り抜けた。
続く7回は糸原をスライダーで右飛、長坂を初球の142キロで三ゴロに仕留めた。しかし北條には145キロを中前打、高山と近本に四球を与えて満塁のピンチを招いた。それでも、ここで中谷を129キロのスライダーで見逃し三振に仕留めた。
甲子園は2年前の全国選手権で進撃を続けて決勝に進んだ思い出の地。制球に苦しみながらも何とか無失点に抑えた。