西武新助っ人ギャレット、勝利の方程式入りへの覚悟 「米国の投手が嫌がる」新球習得
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて家族の来日が延期
また、西口投手コーチは「『回をまたいで投げたい』とギャレット本人が言ってきた。(昨季、セ・パ両リーグを通じ最多の81試合に登板した)平井に『あいつ、おまえのポジションを狙ってるぞ』と言ってやったよ」と、タフネスと意欲を買う。
「6、7、8、9回はおもしろい陣容になりそうだ。これで先発が安定してくれたら、言うことないけどね」と西口コーチ。もともと、チーム防御率が2年連続リーグワーストに沈んでいる西武投手陣だが、昨季防御率4.64の先発陣に比べると、3.88の救援陣は安定している。この調子なら、ギャレットは昨季30セーブの増田につなぐセットアッパーの役割を担う可能性もあり、さらにレベルアップが期待できる。
そんなギャレットにとって唯一の悩みは、メアリー夫人と1月29日に誕生した第1子の長男ボウ君が公式戦開幕前に来日予定だったのだが、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ5月に延期となったこと。「家族に会えないのは残念」と肩を落とす。この新外国人、精神面のケアさえうまくいけば、貴重な戦力になりそうだが……。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)