「10年から15年はショートが安泰」―専門家を唸らせたDeNAドラ1森敬斗の魅力とは

DeNAのドラ1指名にも納得「『あれだったらそうだよね』と」

 森は昨年行われた「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」では本職のショートではなく、慣れない守備位置の急造センターとして不動の1番を守り続けたが、これについても野口氏は「即席センターだったのにすごい肩してるなって思っていました。上手かったですよね」と絶賛する。

「だからあの肩があって、あの足があれば、しっかり捕れさえすれば、すぐとは言いませんが、1軍に上がってくるでしょうし、上がってきて1回掴んだら離さないタイプの選手ですよ。そうすると、もうベイスターズは10年から15年はショートが安泰かな。それぐらいの雰囲気を感じさせる選手ですね」と走攻守3拍子揃ったルーキーを大絶賛している。

 ドラフト時には「なんでDeNAはこの選手をドラ1で指名したのだろう? (チームの戦力を考えれば)右ピッチャーではないのか」と疑問符が浮かんだという野口氏も、キャンプで実際に存在感を放つ森の姿を見たことで「でも『あれだったらそうだよね』となりました」とドラ1たる所以を確信したようだ。

 DeNAのショートは32歳の大和内野手がレギュラーを務め、柴田竜拓内野手や倉本寿彦内野手も控えている。その牙城を崩すのはもちろん簡単なことではないが、森が「1番・遊撃」を不動のものとする日も近いかもしれない。

(Full-Count編集部)

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