オリ育成出身右腕が開幕1軍へ前進 4戦連続ゼロ封に平井コーチ「候補に入っている」
6回から3番手で登板し1回無安打無失点、OP戦はここまで4試合に登板し防御率0.00
■日本ハム 3-1 オリックス(オープン戦・8日・京セラドーム)
オリックスの漆原大晟投手が8日、京セラドームで行われた日本ハム戦に登板。最速150キロの直球を武器に1回無安打無失点の好投を見せ、これでオープン戦4試合連続無失点となり開幕1軍入りに前進した。
漆原の出番は6回。3番手でマウンドに上がると先頭の谷内をオール直球勝負で右飛、続く松本を150キロの外角直球で見逃し三振、そして最後は渡辺を146キロの直球で二ゴロに抑える完全投球で1イニングを締めくくった。
7日の巨人戦に続き連投となったが「思い描くストレートの状態に近づいている。変化球も交えて、直球を生かせることができたと思います」と笑顔を見せた。
ここまでオープン戦4試合に登板し3回1/3、3安打無失点、防御率0.00と圧巻の投球を見せている。春季キャンプ中の2月25日に育成から支配下選手登録され、1軍争いで結果を残す漆原に平井1軍投手コーチも「(開幕1軍の)候補に入っているし、残り試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるか」と期待を込めた。
「1試合1試合、コツコツやっていく。チャンスをもらってる中で結果を残したい」
1軍相手に快投を見せる漆原が目指す居場所は勿論、開幕1軍だ。育成から這い上がった2年目右腕がオリの救世主になるかもしれない。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)