ロッテ球団本部長が明かす鳥谷獲得の経緯 「戦力補強の意味が一番」「勝たないと」
若手の起用を優先する方針だったが「やはり1年1年勝たないといけない」
昨年限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手のロッテ入りが10日、決まった。松本尚樹球団本部長が千葉市の本拠地ZOZOマリンスタジアムで報道陣の取材に応じて獲得の経緯を明かした。
獲得に踏み切った理由として「キャンプ、練習試合、オープン戦を通じ、内野の厚みを増したいと感じた」、「うちは若い選手が多い。あれだけの選手なので、うちの若手にその姿を見せて引っ張ってほしい」の2点を挙げ、あくまで「戦力補強の意味が一番」と強調した。
単年契約で、年俸は1軍最低保障額の1600万円(推定)。背番号「00」については「なるべく若い番号にしたかったが、あまり空きがなかったのと、0からのスタートという意味で」と説明。ちなみに、鳥谷が阪神時代に付けていた「1」は清田、「0」は荻野が付けている。
ロッテは当初、若手の起用を優先する方針だったが、松本本部長は「長いスパンでのチームづくりも考えているが、やはり1年1年勝たないといけない。そういう意味でバランスを考えた」と説明した。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)