Wソックス超有望株が復活登板で160キロ連発! TJ手術後、初登板で1回無安打0封
18年にトミー・ジョン手術を行ったコペックが11日のレンジャース戦で復帰登板
■レンジャーズ 9-2 Wソックス(オープン戦・日本時間11日・フェニックス)
トミー・ジョン手術を経験した超有望株が復活のマウンドで100マイル超えの剛速球を見せつけた。ホワイトソックスのマイケル・コペック投手は10日(日本時間11日)、レンジャーズとのオープン戦に先発し1回無安打無失点、1奪三振。復帰戦で最速101マイル(約162キロ)をマークした。
1年半ぶりの実戦登板は圧巻の復帰戦となった。先発のマウンドに上がったコペックは先頭のホワイトを二ゴロ、続くカイナーファレファを二ゴロ、そして最後はバードを見逃し三振に仕留め予定された1イニングを投げ抜いた。
初球から100マイル(約160キロ)を記録するなど100マイル超えを連発し、この日の最速は101マイル(約162キロ)をマークし復活をアピールした。
コペックは2014年ドラフト1巡目(全体33位)でレッドソックス入り。2016年12月に左腕クリス・セールとの交換トレードでホワイトソックスに移籍。マイナーで最速105マイル(約169キロ)を記録し、2018年8月26日(同27日)のタイガース戦でメジャー初勝利を挙げるなど超有望株として期待されたが同年にトミー・ジョン手術を受け、今春のスプリングトレーニングでの復活を目指していた。
コペックの復活登板を米メディア「NBCスポーツ」も「コペックがトミー・ジョン手術後の初球で100マイル」と紹介。記事ではこの日が手術後初登板となったことに言及し「18か月ぶりの試合で、マイケル・コペックは剛速球を投げた」と伝えている。
記事ではMLB公式でホワイトソックスの番記者を務めるスコット・マーキン氏のツイッターを紹介する形で、コペックが投じた全11球中6球が100マイルを超えたことを指摘。復帰登板ということもあり1イニングだけだったが「彼の11球は才能ある若手投手の復帰を待ち望んでいたホワイトソックスファンを満足させたに違いない」と、コペックの復活を称えていた。