禁止薬物で長期出場停止… ア軍右腕は何を学んだか「野球は家族やファンのため」
アスレチックス・モンタスは薬物規定違反により80試合の出場停止処分を受けた
昨年6月に薬物規定違反により80試合の出場停止処分を受けたアスレチックスのフランキー・モンタス投手。今季は先発ローテーションの一角と期待される右腕は、長期間に及ぶ出場停止処分中に何を学んだのだろうか。地元スポーツ局「NBCスポーツ」が報じている。
26歳のモンタスは15年にメジャーデビュー。昨季は16試合登板、9勝2敗、防御率2.63と好成績を残したが、6月21日(日本時間22日)に大リーグ機構から薬物規定違反により80試合の出場停止処分を受けた。チームがポストシーズンに進出する中で、若き右腕は何を感じていたのだろうか。
「3週間半、野球が見られなかった。そこにはいられなかったけど、家から応援していたよ。プレーしたかった。昨年は多くのことを学んだ。僕だけじゃなく、家族やファンのためでもあるんだ。野球をプレーできることにもっと感謝するようになった」
今季はオープン戦3試合登板し、1勝0敗、防御率0.00。計5回2/3を投げ、4安打5奪三振2四死球と順調な仕上がりを見せている。モンタスは「僕は良い肩を持っている。制球が課題だ。四球を減らすことが課題だよ」と自信。メルビン監督は「彼は今まで以上にやる気を見せている。毎日笑顔だ。ここにいられて嬉しそうで、チームメートたちも彼を歓迎している。皆、彼が過ちを犯したことは理解している。常にセカンドチャンスはあるんだ。現在、彼はうまく対応しているよ」と期待している。
昨季、同地区のエンゼルス・大谷翔平は6打数で1本塁打を含む3安打、3打点と打ち込んだ。それでも、再起に燃える右腕は地区優勝への強力ライバルとなるに違いない。
(Full-Count編集部)