鷹・東浜、選抜中止で球児に“同情” 「悔しいですね」「何らかの対策を…」
東浜は2008年選抜で沖縄尚学のエースとして全国制覇した
ソフトバンクの東浜巨投手は12日、選抜高校野球大会が新型コロナウイルス感染拡大のため中止になったこと受けて、心境を語った。右腕は「何かしらの対策を練ってほしい」などと述べた。
2008年選抜高校野球で沖縄尚学のエースとして優勝した経験を持つ東浜は「球児の気持ちを考えると何とも言えないですね。本当に悔しいと思いますし、言葉にして言えないものがあります」と、出場するはずだった球児たちを思いやった。
「甲子園は一番の大会。仕方ないで終わらせるのも酷ですよね。あのグラウンドに立てるのは特別なことですし、僕もそうですけど人生が変わる場所。何かしらの対策を練ってほしいと願っています。何らかの形で(甲子園のグラウンドに)立たせてほしい」と、出場校への救済策が生まれることを懇願。さらに「悔しいですね。どこに当てていいのかわからない怒りというか…。秋から勝ち上がってつかんだ出場ですから」と、自分のことのように言葉を続けた。
それでも右腕は最後には気持ちを切り替えて「夏に向けて頑張ってほしいと思います」と球児にエールを送っていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)