メキシカンリーグにも新型コロナの影響 遠征取りやめでOP戦の対戦カードが変更に
メキシカンリーグは現状では4月7日に開幕を予定
元ルートインBCリーグ武蔵の安河内駿介投手が招待選手としてキャンプに参加しているメキシカンリーグのヘネラレス・デ・ドゥランゴが12日(日本時間13日)、新型コロナウイルスの影響で、オープン戦の対戦相手の変更を余儀なくされた。
ドゥランゴは15、16日(同16、17日)に本拠地で昨年の王者、アセレロス・デ・モンクローバとのオープン戦を予定していたが、この日中止を発表した。新型コロナウイルスの影響を受け、モンクローバが選手の体調管理のために遠征を取りやめたことによるもの。
モンクローバは13、14日(同14、15日)にアルゴドネロス・デ・ウニオン・ラグーナともオープン戦を予定していたが、この2試合もキャンセルとなった。代わりに、ドゥランゴ対ラグーナのオープン戦がドゥランゴで行われる。またドゥランゴは16日(同17日)に、ラグーナも13日(同14日)に紅白戦を行うことで、試合数を補う予定だ。ラグーナの本拠地トレオンでは、イタリア渡航歴のある女性が新型コロナウイルスに感染していたことが2月29日に明らかになっている。
メキシカンリーグでは現時点では予定通り、4月7日にリーグを開幕する方向だが、リーグはこの日、感染予防のため、各チームに石鹸やアルコールによる手洗いなどを入念にし、挨拶時のキスや握手などを避けること、また中国、香港、韓国、日本、イタリア、イラン、シンガポールへの訪問をできる限りキャンセルすることなどを通達。メキシコではまだ新型コロナウイルス感染による死者は出ていないが、今後の動向次第では、開幕延期や無観客での開催措置が取られる可能性も出てきた。
(Full-Count編集部)