西武松坂に新魔球? 燕村上K斬りは「スプリット・チェンジ」凱旋登板一問一答
新球スプリット・チェンジは「ニールに教えてもらいました」
――無観客試合だった。
「今は画面を通してしかプレーを見せられないので、早く球場で大きな声援を受けて投げたいと改めて思いました」
――かなり気温が低かった。
「そこは意識して、そーっと(投球に)入ったつもりです」
――走者は出したが、失点はしなかった。
「今日はイメージした通りの内野ゴロや空振りを取れた場面もありました」
――前回登板では、変化球が高めに浮くことを課題に挙げていた。
「セットポジションの時は良かったですが、振りかぶった状態ではできていなかったですね。しばらくは、(走者がいない場面でも)セットで投げて、バランスを整えていくやり方も“あり”かなと思いました」
――村上を三振に取るなど、フォークボールが効果的だった。
「あの球は、いわゆる“スプリット・チェンジ”ってやつです。先週、(同僚の)ニールが投げているのを見て、いいなと思って教えてもらいました」
――新球なのか。
「そうですね、ハイ。握りと投げ方を教わって、こっちの方がコントロールしやすそうだったので、練習で使ってみて、本番でも使えそうだったら入れていく感じです。実戦で投げることが1番いい練習なので、どんどん使っていきたいと思ってました」
――握りはフォークより浅く挟むのか。
「自分に合う握り、投げ方を探しながら、1球1球変えながら、試しながら投げているところです」
――松坂さんにとって開幕延期は、どちらかというとプラス面の方が多いか。
「考え方は人それぞれ。貴重な時間をもらえたと思ってやるだけですね」
――次回登板ではもっと長いイニングを投げるつもりか。
「はい。当初は今日もっと長いイニングを投げる予定でしたが、開幕が延期になったので、3イニングもしくは4イニングでいいということになりました」
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)