清原は3割30本、松坂は16勝とケタ違い 歴代の名選手たちも苦労した高卒1年目

松坂大輔は高卒1年目で16勝をマーク、田中将大も11勝、藤浪も10勝と先発ローテとして活躍

 では今シーズンも現役としてプレーする選手たちはどうか?

○松坂大輔投手(1998年西武1位)
25試合16勝5敗0セーブ 2.60
180回124安打14本塁打87四球151三振55失点

○ダルビッシュ有(2004年日本ハム1位)
14試合5勝5敗0セーブ 3.53
94.1回97安打7本塁打48四球52三振37失点

○田中将大(2006年楽天高校生1位)
28試合11勝7敗0セーブ 3.82
186.1回183安打17本塁打68四球196三振83失点

○坂本勇人(2006年巨人高校生1位)
4試合3打数1安打0本塁打2打点 .333
1盗塁0四球0三振 長打率.333 出塁率.333 

○前田健太(2006年広島高校生1位)

1年目の1軍出場なし

○筒香嘉智(2009年横浜1位)

3試合7打数1安打1本塁打1打点 .143
0盗塁2四球1三振 長打率.571 出塁率.400

○菊池雄星(2009年西武1位)

1年目の1軍出場なし

○大谷翔平(2012年日本ハム1位)

投手:13試合3勝0敗0セーブ 4.23
61.2回57安打4本塁打33四球46三振30失点
打者:77試合189打数45安打3本塁打20打点 .238
4盗塁12四球64三振 長打率.376 出塁率.284

○藤浪晋太郎(2012年阪神1位)

24試合10勝6敗0セーブ 2.75
137.2回119安打10本塁打44四球126三振48失点

○鈴木誠也(2012年広島2位)

11試合12打数1安打0本塁打1打点 .083
0盗塁1四球1三振 長打率.083 出塁率.214

 甲子園で春夏連覇した勢いをそのままプロの世界に持ってきたのは松坂大輔だろう。今季から西武のユニホームに袖を通す右腕は1年目から16勝をマークし、防御率2.60と好成績をマーク。高卒1年目から3年連続最多勝という成績を残した。田中将大は2桁となる11勝、藤浪晋太郎も10勝をマーク。ダルビッシュは5勝、大谷は二刀流として3勝&4本塁打とその片鱗を見せた。

 ここでは上記で名前が挙がらなかったが、近年の高卒ルーキーで注目を浴びた日本ハム・清宮幸太郎は1年目で打率.200、7本塁打、広島・小園海斗は打率.241、4本塁打と一定の数字を残した。ロッテ・藤原恭太は打率.105、0本塁打、中日・根尾昂は2試合の出場で初ヒットはお預けとなりプロの壁に苦しんだ。

 高校時代に大きな実績、注目を浴びた選手たちでも1年目から活躍するのは至難の業だ。今シーズンも近い将来、球界を背負って立つ逸材たちが1軍でプレーすることになるだろう。大きな壁にぶつかる時もあるが、その成長過程を見守っていきたい。

(Full-Count編集部)

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