オープン戦出場は4人だけ 昨年とは真逆となった2019年ドラフト1位選手の現在地
昨年ドラフトは高卒7人が1位指名、18年は社会人・大卒7人が1位指名だった
2019年のドラフトは高卒が7人、大卒と社会人が5人と、高卒選手が数多く1位指名された。5人のうちでオープン戦出場がなかったのは西武の宮川だけ。キャンプ中に右太もも裏の張りを訴えたため、ファームに降格となった。高卒選手たちのオープン戦出場はなし。もちろん将来性を重視し、じっくりと身体作りを課しているということだろうか。
ただ、これは2018年のドラフトとは異なる様相となっている。2018年のドラフトでは大卒・社会人7人、高卒5人、1位で指名された。12人のうち、オープン戦に出場したのは実に10人に上る。
西武の松本航投手、ソフトバンクの甲斐野央投手、楽天の辰己涼介外野手、ヤクルトの清水昇投手、巨人の高橋優貴投手、DeNAの上茶谷大河投手、阪神の近本光司外野手と大卒・社会人で入団した7人は全員が出場。高卒でもロッテ藤原恭太外野手、広島の小園海斗内野手、中日の根尾昂内野手が出場。日本ハムの吉田輝星投手とオリックスの太田椋内野手だけ出場がなかった。
それぞれの選手のポテンシャルも違えば、現時点の身体の強さなどもまちまちで、その年々によって傾向は違うだろう。ただ願うのは、今季なのか、5年後なのか、はたまた10年後なのか、このドラ1選手たちが球界を背負うような選手たちへと成長を遂げていることだ。
(Full-Count編集部)