故障スタントンが延期された開幕に照準 打撃C「彼はいい感じできている」
マイナー2選手が新型コロナ感染も主力はキャンプ地残留「できるだけ距離を保ちながら」
スプリングトレーニングの守備練習中に右ふくらはぎの張りを訴え、開幕が絶望的となっていたヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が一転、間に合う見通しとなっているようだ。新型コロナウイルスの影響でメジャーリーグの開幕が最低でも8週間の延期となったことを受け、MLB公式サイトが伝えている。
昨季は度重なる故障に苦しみ、わずか18試合の出場で3本塁打に終わったスタントン。スプリングトレーニングは中止となり、選手たちにはキャンプ地に残るか、自宅に帰るか、本拠地で調整するかの3つの選択肢が与えられているが、18日(日本時間19日)にはルメイヒュー、フレイジャー、ウェイドらとともにキャンプ地に残って打撃練習を行ったという。
記事では、マーカス・テイムズ打撃コーチがスタントンについて「彼はいい感じできている」と語ったことに言及。「まずインドアで色々としてから、フィールドに出て練習した。他の人とスペースを取りながら、ボールに触らないようにしながら、色々なことに注意しながらね」と新型コロナウイルスに気を使いながらも順調に調整を進めているようだ。
この日は田中将大ら主力メンバーも非公式練習に姿を現したとされるが、一方で、ヤンキースのマイナーリーガー2選手が新型コロナウイルスに感染したことも判明。同コーチは「変な感じだよ。ラテックス手袋を付けてやっているのだから。とにかく安全に行えるように、医療関係者の言うことを聞きながら、正しいことをしようとしている」と気を使いながらも練習を続けているとした。
さらに、開幕も最低8週間の延期となり難しい調整が続くことにも「他の人とできるだけ距離を保ちながらやっている。こうすることは容易ではないが、私はタンパに住んでいるので、もし選手が練習したければ、ここに来てなるべく助けたいと思っている。協力し合いながら、みんなでなんとか乗り越えていけたらと思っている」と言及。11年ぶりの世界一奪還を目指す名門が団結して危機を乗り越えようとしている。
(Full-Count編集部)