本来なら満員の開幕戦で… ロッテ福田秀平が古巣のファンに届けたかった姿と想い
本来であれば開幕戦となるはずだった古巣との一戦、古巣ファンへの思いを明かす
本来であれば開幕カードとなるはずだった20日からのロッテ戦。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でプロ野球の開幕は延期となり、無観客での練習試合として行われた。福田秀にとっては、13年間本拠地として戦ったPayPayドームへの“凱旋試合”だった。
20日の試合では安打こそ出なかったものの、2つの四球を選んで2出塁。盟友だった甲斐拓也捕手の“甲斐キャノン”を掻い潜って盗塁も決めた。さらに21日の第2戦では初回にいきなり先頭打者本塁打。オープン戦から通じて3本目の先頭弾だという。ホークスナインに、ホークスベンチに手強い印象を与えたことだろう。
福田秀自身、この試合を楽しみにしていた。移籍直後から直接対決となる開幕戦に心躍らせ、いっぱいのホークスファンの前でプレーすることを待ち望んでいた。だが、残念ながら、その開幕戦は先送りとなった。ファンと同様に、福田秀も落胆したはずだ。
その福田秀がこれまで応援してくれたホークスファンへの、そして、この本来であれば開幕戦となるはずだったホークス戦への想いを21日の試合後にも口にしていた。