21世紀以降春夏通じて準優勝は8度… 悲願の全国制覇に挑む東北勢の高校野球
ダルビッシュを擁する東北は2003年春から4期連続甲子園出場、03年夏に決勝に進出した
21世紀以降、甲子園で活躍した東北の高校出身選手を見ていこう。
酒田南(山形)は2001年夏、2002年春夏と連続で甲子園に出場した。長谷川勇也(現ソフトバンク)が強打の外野手として活躍し、注目された。
東北(宮城)のダルビッシュ有(現カブス)は、2003年春から4大会連続で甲子園に出場。2003年夏は決勝で常総学院(茨城)に2-4で敗れた。2004年春の1回戦では熊本工(熊本)相手にノーヒットノーランを演じている。
2006年春は光星学院(青森)の坂本勇人(現巨人)が出場。1回戦で敗退したが3安打を放って注目された。2006年夏、2007年春夏と甲子園に出場した仙台育英(宮城)では、佐藤由規(現楽天)が最速155キロの快速球を駆って活躍。中田翔(大阪桐蔭、現日本ハム)、唐川侑己(成田、現ロッテ)とともに高校ビッグ3と称された。
花巻東(岩手)の菊池雄星(現マリナーズ)は2007年夏、1年生で甲子園のマウンドに。2009年春には岩手県勢として初の決勝に進出するも、今村猛(現広島)がエースで4番の清峰(長崎)に0-1で惜敗した。
菊池と入れ違いで花巻東に入学したのが大谷翔平(現エンゼルス)。1年生から大型右腕として注目された。2011年夏は外野手として甲子園に出場し、帝京戦の4回から登板。翌2012年春は、大阪桐蔭との1回戦で投手としては9失点するも、この大会の優勝投手である藤浪晋太郎(現阪神)からホームランを放った。この大会の決勝では、藤浪、森友哉(現西武)の強力バッテリーの大阪桐蔭に、田村龍弘(現ロッテ)、北条史也(現阪神)が中軸に並ぶ光星学院(青森)が挑んだ。2人は5安打2打点したが3-7で敗退した。