大谷翔平、今オフに大型契約締結の可能性 シーズン中止でも年俸調停権取得へ

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米パッサン記者によると、今季全試合中止でも登録日数は1年分加算されるという

 新型コロナウイルス感染拡大により、開幕が延期されたメジャーリーグ。先行きは不透明で開幕の目途は依然立っていない。しかし、万が一今季が中止になった場合でも、選手は昨季と同じ登録日数を得られる見込みとなった。米スポーツメディア「ESPN」のジェフ・パッサン記者がツイッターで伝えた。エンゼルス・大谷翔平投手は試合が開催されなくても今オフにメジャー3年の規定を満たすことになり、年俸調停の権利を得られることから大型契約が可能になる。

 パッサン氏はツイッターに「選手にとって最も大事なこと:2020年シーズンが行われないという最悪の事態になった場合、彼らはサービスタイムをフル(1年分)で換算される。試合の開催に関係なく、ムーキー・ベッツやトレバー・バウアー、マーカス・ストローマン、JT・リアルミュートや他の選手たちが11月にFAになるということだ」と綴った。

 このままどこかのタイミングでシーズンが開幕、またはシーズンが中止になっても大谷は年俸調停権を今オフに取得できる。シーズン開幕後に故障者リスト入りしたとしてもサービスタイムにカウントされるという。

 大谷の昨季年俸は65万ドル(約7077万円)。1年目の2018年はメジャー最低保障額54万5000ドル(約5934万円)で、10万5000ドル(約1143万円)の“微増”にとどまった。今オフに大谷が年俸調停をリクエストする前に、球団が長期契約オファーを提示すれば、年俸調停をこの先(FA権取得までの)3年間続けて高年俸を払うよりも割安で大谷をキープできることになる。

 エンゼルスでは、マイク・トラウト外野手が2013年シーズン終了後、当時年俸調停権取得前の選手としては単年最高額の100万ドル(1億900万円)で1年契約。そして2014年オフ。年俸調停を行う前に6年総額1億4450万ドル(約157億円)の大型契約を結んでいる。大谷も同じような流れになるのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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