イチロー氏の“引退試合”が開幕最高の出来事に 米メディア「勝るものは何もない」

2019年3月21日に引退したマリナーズ・イチロー【写真:AP】
2019年3月21日に引退したマリナーズ・イチロー【写真:AP】

01年デビュー戦、4安打の12年の東京ドーム開幕戦にも勝る記憶として回顧

 本来であれば開幕日だった3月26日(日本時間27日)、米メディアは様々な開幕にまつわる特集を組んだ。米スポーツ専門メディア「ザ・スコア」は2010年以降、開幕日に起きた5つの最高の出来事をまとめており、その中には昨年の東京ドームでの出来事も選ばれている。

 昨年マリナーズの開幕戦は東京ドームで3月20日に行われ、アスレチックスと対戦。記事では翌21日の試合が“最高の出来事”として選出された。イチロー氏は「9番・右翼」で出場し、4打数無安打。この試合がイチロー氏の現役最後の試合となった。「様々な話題に満ちた、殿堂入り確実の長いキャリアのなかで、彼は開幕で多くの思い出を私達に残してくれた」と選出理由が綴られている。

 イチロー氏は2012年にも東京ドームで開幕を迎え、ケン・グリフィーJr.と並ぶ開幕日の球団最多安打タイの5打数4安打を放つ活躍を見せた。2001年には開幕戦で2安打の鮮烈デビューを飾ったが、「彼の東京ドームでの最後のプレーに勝るものは何もない」と言い切る。

 この記事で選出された他の4つはすべて開幕初戦が対象だった。しかしイチロー氏の“引退試合”は2試合目。そのため記事は「でも、イチローのためなら、我々はルールを少し変えてもいいと思った」と書き添えている。それほどまでにイチロー氏の最後の舞台は記者の心を揺さぶったようだ。

(Full-Count編集部)

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