イチロー氏の“威光”は他球団にも 19年前の初安打がアスレチックスの「開幕史」に
NBCスポーツ「アスレチックスのことというわけではない。しかし、イチローだから」
新型コロナウイルス感染拡大で、今季のメジャーリーグは開幕が延期された。先行き不透明な情勢の中、米メディア「NBCスポーツ」は「アスレチックスの過去20シーズンで最も印象に残る開幕戦のシーンを振り返る」という企画を実施。なぜかイチロー氏がデビューした2001年4月2日のマリナーズ戦を挙げている。
記事は「開幕戦となると、歴史はアスレチックスに優しくない。2000年以降、アスレチックスは開幕戦で6勝14敗としている。しかし、その期間で興味深い開幕戦もあった」と説明。2001年のイチロー氏のメジャーデビュー戦を1つに選んだ。
「イチロー・スズキは2001年4月2日のアスレチックス戦でMLBデビューを果たした。彼は5打数2安打とし、マリナーズが勝利した。後に彼はア・リーグMVPと新人王を受賞した。彼は輝かしい19年のキャリアを過ごして引退した……昨年3月に日本で行われたアスレチックス戦で。これはアスレチックスのことというわけではない。しかし、イチローだから」
イチロー氏は19年前の4月2日(日本時間3日)のアスレチックス戦でメジャーデビューした。「1番・右翼」で出場して5打数2安打。第4打席で初安打となる中前打を放ち、第一歩を記した。アスレチックスはマリナーズと同じア・リーグ西地区で、昨年の東京ドームでの開幕戦も両チームで実施。イチロー氏は現役引退を表明した。敵チームの選手ではあるがインパクトを残し続けたイチロー氏が、アスレチックスの「開幕史」を彩ることになった。
(Full-Count編集部)