サイン盗みでア軍オーナーは潔白主張 訴訟での証言録取も拒否「私は関与していない」
米メディア「ジ・アスレチック」がオーナーの主張をレポート
オフに米球界を揺るがすことになったアストロズのサイン盗み“問題”。その責任を取る形でアストロズのジェフ・ルーノー前GM、AJ・ヒンチ前監督は解任され、首謀者として当時ベンチコーチだったレッドソックスのアレックス・コーラ前監督、選手だったメッツのカルロス・ベルトラン前監督もその職を解かれた。
大きな騒動となり、いくつもの訴訟にも繋がっているこのサイン盗み。だが、アストロズのオーナーであるジム・クレイン氏は一貫して自身の身の潔白を主張していると、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は報じている。
「アストロズのオーナーのジム・クレイン氏はMLBがサイン盗みについて『明確に私の潔白を証明した』と主張」とする記事を掲載した「ジ・アスレチック」。記事によると「ヒューストン・アストロズのオーナーのジム・クレイン氏は、チームのサイン盗みスキャンダルにおいてMLBが自身の『潔白を証明した』とし、チームの行いによる訴訟から免責されると月曜日に提出された法的書類に記した」とレポートした。
アストロズは元ロッテのマイク・ボルシンガー投手に、サイン盗みで被害を被ったとして約3100万ドル(約34億円)の支払いを求める民事訴訟を起こされている。この訴訟でもオーナーのクレイン氏は証言録取を求められているが、クレイン氏側はこれの却下を要求しているという。
記事によると、クレイン氏は「私はアストロズのルール違反疑惑に関与していません。MLBはアストロズのルール違反疑惑について調査しました。その報告書は明確に私の潔白を証明し、私がアストロズのルール違反について把握しておらず、関与していなかったと記されています」と潔白を主張しているという。
(Full-Count編集部)