前報徳&侍U-18監督・永田裕治氏、日大三島で指導開始 広島小園の同期もサポート
日大三島の新監督としてスタートを切った永田裕治氏
報徳学園前監督で昨年まで野球日本代表「侍ジャパン」U-18高校代表の監督を務めた永田裕治氏が1日、静岡・日大三島高に赴任し新監督としてスタートを切った。この日、同校で選手たちに就任の挨拶、指導方針を語り約3時間の初練習を終えた指揮官は「全員野球でやっていく」と意気込みを語った。
この日はあいにくの雨模様となったが、練習前にはミーティングを行い「生徒たちの意思を確認して『甲子園にいきたい』と全員の意見が一致した。じゃあ、その目標に向かって私も全力でやっていく」と、約束を交わした。
屋根のある駐車場では体幹トレーニング、素振り、投手陣はブルペン投球を行うなど約3時間の練習を見届け「まだまだ始まったばかりですが、報徳時代とスタンスは変わらない。全員野球でやっていきたい」と力を込めた。
教え子たちも恩師をサポートする。報徳学園時代は広島・小園の同期で現在は日大国際関係学部に所属する原口志士さんら“元報徳勢”も新体制の一員として指導を行っていく。
2017年春まで母校の報徳学園を率い、甲子園には春夏通算18度出場し2002年の選抜では優勝。18年から侍ジャパンU-18高校日本代表監督を2年間務めた。日大三島は1989年夏以来、甲子園から遠ざかっているが「色々な期待に応えられるように頑張っていきたい」と笑顔。兵庫を沸かせた名将が新天地で新たなスタートを切った。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)