マスク着用でも試合を… 2年連続GG賞遊撃手「プレーできるのなら、そうするよ」
2018、19年に遊撃手でGG賞のアーメド、無観客試合も「受け入れる」
新型コロナウイルス感染拡大の影響でメジャーリーグ、日本、韓国などのプロ野球は軒並み開幕が延期された。先行き不透明な情勢の中、ダイヤモンドバックスのニック・アーメド内野手は、試合ができるならばマスク着用を受け入れるなどと語った。地元メディア「AZセントラル」が伝えている。
正遊撃手のアーメドは2018、19年と2年連続ゴールドグラブ賞を受賞している名手。昨季は158試合に出場し、打率.254、19本塁打、82打点をマークした。記事によると、アーメドは、あるアジアのプロ野球の写真を目にしたという。そこには一塁走者、一塁手、一塁コーチが写っていた。3人ともマスクを着用していた。
先日、韓国プロ野球ロッテがマスクを着用して紅白戦を実施。米メディアなどが取り上げていた。
アーメドはこう語っている。「プレーするためなら何でもする。もし、5月15日や6月1日に試合を開始できるが『マスクを付けなきゃいけない』と言われ、それさえすればプレーできるのなら、選手たちはそうするよ。皆、野球をプレーしたがっている」。
アーメドはマスク着用を受け入れるが、呼吸がしにくくなるため「どれほど長くつけていられるかは分からない」と語った。また、野球選手は社会的距離を保つことが難しいとも考えているという。「ダグアウト、クラブハウス、バス、飛行機。実際にはどれほど現実的だろうか。チームスポーツではうまくいかないね」と述べている。
30歳の遊撃手はさらに無観客試合も覚悟していると語っている。「極めて不思議な感じになるだろうけど、僕たちは受け入れるよ。それほど長期間にならなければいいね。ファンの皆さんにテレビでより多くの試合を観てもらえるなら、僕たちは賛成だ」。
マスク着用も無観客試合も「受け入れる」考えを示したアーメド。開幕が大幅に延期される中、試合を渇望する思いを率直に語った。
(Full-Count編集部)